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イジメと虐待心理学


by goldconvoy

14 清瀬市 中2飛び降り自殺の心理 2



「なぜ、自殺するのか?」
「自殺は弱い人間がするのだ」
「自殺する人は自分が一番つらいと思っているが残された人の
気持ちを考えたことはあるのか?」
「残された人のほうがつらいのだ」
などと言う人がいる。

そんなことを言う人が、人を自殺に追い込む。
自殺という選択しか残されていないほど追い詰められた人の気持ち
など理解できない人のセリフだ。

今回の清瀬の話だけにとどまらず、
自殺する人は、もうそれしか方法がないと追い詰められている。

自殺でしか、自分を苦痛から解放できない状況までに追い詰められている。
他人のために苦痛を受け止め続けるには、もう心がカラカラになっている。
もうこれ以上受け止められるだけのものが残っていない人に、
まだ「活きて残る人のことまで受け止めろ」
とは、むごすぎる。

生き残った人は、「これでもか、これでもか」とばかりに自分の
気持ちを受け止めてくれと言い続け、死んだ後さえ、
まだ「残された者の気持ちを受け止めろ」と望んでばかり。


自殺する前に、どれだけ苦しんでいるか、
その人の苦しみを受け止めることはしないのに、
自分だけは受け止めてもらいたいと言う思いがある人が
「残された人のほうが辛い」などと言う。

こんなだから、その人は死を選んだのだ。

もう支えきれない、受け止められない、くらい、おんぶに抱っこで、
もう死ぬしか荷を降ろせなくなっている。
せめて、自分のことも理解してくれていたら、死ななくてもよかったかも、
という状況。

学校でイジメに遭っていたら、その苦しみを、自殺する前に、
残された家族が受け止めていたら、「親の悲しみ」を受け止めても、
プラスマイナス0 となっていただろうと思われる。
それでなれば、死ぬ選択はしなかっただろう。
by goldconvoy | 2010-03-06 00:56 | 心理虐待